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社長・・・降参ですわw 33
- 2015/01/06(Tue) -
 
 新年のお年玉  1人2個で 3匹分 だぉ~ 

    献上品w

 てかさ~ 事務所の化粧室w          新年早々 トイレをメイクUPルームにするんじゃ ねぇ~

    パントリー横 (1)   パントリー横 (2)     パントリー横 (3)
                                            とっとと 片付けろぃ! ( 面と向かっては言えないw )


 *****

 「 え~と 今日のご相談は 高橋さんの福祉の件ですか? 」  正面右側からお代官顔の係員が尋ねた
  「 はい そうです 」
   「 私が働けなくなったものですから・・ 」  お母さんがポツリと呟いた
 「 高橋さんと言うのは・・ 」
  「 知人なのですが、日本人男性と1度結婚して離婚後も旧生を名乗ってますので 」
 「 で、あなたは? 」 
  「 奥さんが働けなくなって相談を受けたものですから福祉での相談を勧めました 」
  「 自分は友達ですが、難しい言葉は通訳して欲しいと頼まれたものですので一緒に来ました 」

 「 こちらに身分証明証のコピーがあります 」 若い係員が机の上のコピーを彼に手渡した

  「 大まかな概要だけお話させてください。 後は外で待ってますので・・・ 」 

 目の前の2人に不審に思われたり、話しの前に「あなたは関係無いから、外にいてください」と、言われる前にこちらから勝手にこの度の生活保護を申請する大まかな概要を話はじめた。  

  「 こちらの高橋さんの奥さんは旦那さんと離婚後、その離婚した旦那さんの祖母を引き取り、面倒を見ながら5年ほど前から行徳の駅近くでタイ料理レストランを友達と共同経営していたのですが、昨年、小岩駅南口に新たにタイ料理レストランを行徳のオーナーが新規オープンして管理を任されたんですね。 ここから近い湯宴ランドのすじ向かいです 」 
 
 「 すぐそこ? 」  若い係員が尋ねた
  「 ええ、ここから歩いて5分ほどですね  テナントビルの地下1階です 」
 「 あ~ よくそこ通ってるかも 」
  「 ですか ^^ 」

  「 で、そこそこ評判も良くて忙しくなったので行徳のレストランをオーナーがたたんで(閉店)しまい、小岩の1店舗だけにしたんですね 」
  「 通勤は行徳のアパートから同じレストランで働く従業員の車で小岩のお店まで通っていました 」

 「 で? 」 
  「 はい、最近になって同居して面倒を見ていた義理の母親(祖母)が脳梗塞で倒れてしまったんです 」 
 「 今は? 」
  「 はい、祖母は江戸川病院に入院中です 」
 「 そこの? 」 
  「 ええ、救急搬送されて入院中です 」 

  「 お婆さんはなんとか命は取り留めたのですが、脳梗塞ですのでやはり左半身が麻痺の状態です 」 
  「 お婆さんの為にも一生懸命働いてリハビリをさせて、その後に引き取って家族皆んなで面倒を見るつもりでした・・ 」 
 「 ・・・・ 」
  「 お婆さんが倒れて1月ほどして、こちらの奥さんも健康に不安を感じて、同じ江戸川病院でドック検査をしたんです 」
  「 すると・・・ 」

  「 こんどはこちらの奥さんにも癌が見つかってしまいました・・・ 」  
 「 ・・・ 」  正面の2人が奥さんの顔に目を移した                しめた! 

  「 家族は奥さんと、娘さん19歳、中学生、そして19歳の娘さんの赤ちゃんの4人家族で、お婆ちゃんは世帯分離ですが同じ屋根の下で家族と暮らしていました 」

  「 19歳の娘さんは赤ちゃんがまだ小さくて、中学生の妹も面倒を見てくれますが、育児に専念が必要でまだ働きに行くことが出来ません 」
  「 奥さんも癌が見つかってからは何とか今までの「蓄え」で家族の面倒や祖母の入院費用を支払ってきましたが・・・ もう預金も貯金も底をついてしまいました 」 

  「 で、母親が働けないので娘が働き先を探す為に江戸川の友達のアパートへ移って来ました 」 
  「 正直、行徳のアパートの家賃も支払えなくなりましたので 」    ^^ 着色
  「 奥さんが娘の働き先が見つかるまでは安静にしながら子守をするつもりでしたが・・・ さすがにアルバイト程度では・・・ 」
  「 娘さんのアルバイト程度では家族を養う事が出来ません 」 

  「 毎月のお婆さんの入院費や家族の生活費を考えると無理ですし、今後はお母さんの癌の治療の事も考えると・・・ 」 
  「 そこで、せめて娘さんの仕事先が見つかるまで、生活が安定するまで間、生活保護をお願いしたくて今日は伺いました 」

 正面の2人は話しの途中で何度もメモを取っていた。  そのメモを見ながら若い係員が口を開いた。
 「 ご家族の家族構成は分かりましたが、同じご家族で脳梗塞と癌ですかあ・・ 今は奥さんは大丈夫なんですか? 」 
  「 はい、痛みは無いのですが・・・ 不安で・・ 正直 生きている気がしません・・ 」
 「 癌ですと不安ですよね 確かに 」
  「 ・・・・ 」 

 「 大まかな内容は良く分かりました 」 お代官様が口を切った 
 「 確かにご家族は今、大変ですね 」
 「 お母さんの方は 入院はしないんですか? 」 
  「 保険にも入ってませんので 入院しても 治療費が払えませんから・・ 」  

 ここは打ち合わせ通りの答えだw  保険に入っていると言えば、加入している保険を解除して解約金を受け取ってくれ、と言われるのだ。  まぁ~、今回はマジに癌保険や生命保険に入ってはいないので問題は無い。  

 「 車の所有はありませんか? 」 
  「 はい、ありませんし 運転も出来ません 」 
 「 ですか・・ 」

 金に変えられるモノがないか何気に探っているのがわかる。  

 「 ご家族で働けるのは娘さんだけですね・・・ その娘さんも育児で手が離せないわけですね・・ 」 
  「 はい、今も外のソファーで待っています  赤ちゃんと一緒に来ています 」 お母さんが背中のドアを指さした 
 「 そうですか・・ 」 

 「 今 いくらほど残金はありますか? 」  
  「 はい? 」
 「 ご家族の生活費は いくらほど 今 残っていますか? 」 
  「 お金ですか? 」   お母さんがこちらに助け船の顔をしたが  怪しまれないように気が付かないフリをした
  「 全部で 2万円ほどしか もう ありません 」  ここも実は 打ち合わせ通りなのだ

 「 2万円くらいだけですか・・ 」 
 「 後で、預金通帳や郵便の通帳とかのコピーを提出して下さいネ え~と 残高が分かるページで結構ですから 全部 」

 「 それと、この書類ですが 大事な書類ですので 」
 「 ご家族 1人 1人 の簡単な経歴書を記入してください 」  

 1人分で3枚、裏表で6ページほどの簡単な家族別の履歴書の様な質問書だった。 「 住所、本籍地、電話、家族兄弟の名前、学歴、職歴、病気・入院歴、過去の生活保護の有無、年金、手当、保険種、土地財産の有無、現住所の家賃、借金の有無・金額、生活保護を申請した経緯、結婚歴、子供の有無、今後の展望 」。  これが全ての項目である。

 「 その書類は今度来るときまでで良いですから、家族分、お手数ですが記載をお願いしますね 」
  「 はい・・ 」 蚊の鳴くような声だったw

 「 え~と、すると・・・ 今はもう2万円ほどしか手持ちが無いんですね? 」  
  「 はい 」 
 「 すると・・・ 今日は2日だから、今度1週間後の9日ですが来れますか? 」
  「 9日ですね 来れます 」 
 「 あ、高橋さん ご本人だけで結構ですから   ご家族 皆んなでは大変ですし 」 
  「 はい 」

 「 その時に この家族分の書類を受け取りますので  と・・ 」 
 「 印鑑を持って来て下さい   お金を お渡ししますので 」      
  「 ??? 」
 「 2万円だけしか無いのでしたら 大変でしょうから 月末までの生活費をお渡しします 」   へぇ~ 早w

 「 あ~ 聞きにくいですが・・ 借金はありますか? 」 
  「 いえ、大きな借金はありません・・ 」 
 「 ん? では 小さな借金は? 」 
  「 家賃を・・・ 1ヶ月・・・ 6万円ほど 遅れてます 」  ここも打ち合わせ通りの回答である
 「 家賃、1ヶ月分ですか・・・ 以前の行徳のアパートですか? 」
  「 はい・・・ 」 

 「 まぁ~ それは 大家さんに 泣いてもらうしかないねぇ~ 」 
 「 生活費で借金の返済は出来ないからね 」  左側の係員がおもむろに呟いた

  「 はい 」      返さなくていい、と教えてくれたのだw

 「 あとは こちらのパンフレットに目を通しておいて下さい 」 
 「 また後で 何か必要な書類か何かあれば その時にお知らせしますので 」 

 2枚のパンフレットには「はじめて相談においでになった方に」という申請手続きの簡単な流れを書いた説明書が1枚と、「生活保護関係書類の提示について(お願い)」と書かれた1枚だった。 こちらは申請に必要な書類一覧が書かれていた。 

 「 この用紙の2枚目にも書かれてるけど、今度来るときには *家族分の保健証、*郵便口座&銀行口座の通帳、*以前の給与明細書、*病状診断書、*アパートの賃貸契約書、あ、これはお友達のアパートだからいらないなぁ、*印鑑家族分(母親、奈美、祖母)3個、 以上 」

 「 このパンフレットにチェックを付けておきましたので大丈夫ですね 」
  「 はい 」 

 「 では 次回 9日 の 午後2時 で 宜しく御願い致します 」
  「 はい 」


 若い係員、種明かしをすれば、この時の相談員2名は ケースワーカー(CW) と呼ばれる福祉事務所の職員である。  若い係員とベテラン係員と2人一組で相談を聞いてくれる。  相談を聞いて本当に困っている、と判断されれば生活保護は簡単に受理されるのだ。  そして、この職員、ケースワーカーから各個人を担当する  ソーシャルワーカー(SW)へ引き継がれるのである。  そして、そのソーシャルワーカーと保護満了までお付き合いとなる。  そのソーシャルワーカーは地区毎に担当区域を持っているので、例えば住所が変われば担当SWも変わるのだ。  


 「 それでは お話は よく分かりましたので 今日は これで結構です 」  ベテランCWがゆっくり話した
 「 それと、 お帰りの際に 担当者をご紹介しますので 外のソファーで もう少し お待ち下さい 」 
  「 はい 有り難う ございました 」
   「 有り難うございます   宜しく御願い致します 」   
      
 「 では 担当者が来るまで お待ち下さい 」
 「 では 」    2人が立った   

 お母さんを促して立ち上がり、背中側のドアをゆっくりスライドさせて開いた。  奈美ちゃんと秋ちゃんが驚いた顔で部屋あの中を覗き込んで来たw。  こちらに歩いてくるのをとめて、そのままソファーに座っているように合図した。

 相談室のドアを閉めながら深々とCWの2人にお辞儀をした。  お母さんはタイ式のワイ(胸の前で両手を併せて拝むしぐさ)で御礼をしていた。  


 ん~、取り調べ室から解放されて、釈放された気分であるw。  流石に少しガラにも無く緊張をしていた。  1ッ発勝負なので失敗は許されなかった。  安堵感が心地よかった。  20分ほどの面談だった。


 「 ね~ お母さん もう終わったの? 」 奈美ちゃんが少し心配顔で聞いてきた
  「 相談は分かってくれたって 」
 「 え~ 良かったね 」 
   「 秋も聞きたかった~ 」   お前は いいのぉ~w 
 「 もう 帰るの? 」  
  「 うん 帰る前に なんか 担当の人を紹介するようよ 」
 「 担当? 」 
   「 なあに それ? 」

 「 これから 皆んなの相談に乗ってくれて 面倒を見てくれる 担当さん らしいよ 」  ^^
  「 ふ~ん・・ 」 
   「 ふ~ん・・ 」  

 5分ほど長椅子で待っていると若いお兄ちゃんがやって来た。  

 「 すみません 高橋さんのご家族ですか? 」     コイツが SW (ソーシャルワーカー)なのか?
  「 はい 」
 「 あ~ 宜しく御願い致します  担当します 鈴木です 」  見た目はむさ苦しい顔立ちだが 言葉遣いが優しかった

  「 宜しく御願い致します 」  お母さんが立ち上がり深々とお辞儀をした

 「 え~と、 今、お友達のアパートで 仮り住まいですよね 」
  「 は・・はい 」
 「 じゃ~ 今度来るときまで 頑張って アパートを見つけて下さい   見つかったら 契約の明細書をください 」
  「 はい 」 
 「 家賃は69、800円までです 」 
 「 ・・・・ が 」
 「 まぁ~ 皆んなやってますが・・・ それ以上の家賃のアパートなら 不動産屋さんに69,800円で家賃契約書を作ってもらって、差額は自分でこっそり支払ってください 」  w おい、いいのかよ そんなこと ここで話してw

 「 アパートの入居に必要な礼金、敷金、前家賃、全部 お支払いしますから 書類をお願いしますね 」 
  「 ・・・ 」  お母さんは意味が飲み込めていなかった  
   「 賃貸契約書で いいんですよね 」 
 「 はい そのオリジナルを持って来て戴ければ コピーを取りますから 」
   「 分かりました 早めに アパートを探して 決めますね 」
 「 お友達のアパートだと居心地が悪いでしょうから ご家族で住めるアパートを1日も早く 見つけて下さいネ 」
   「 有り難うございます 」

 「 で、 来週ですが 9日 午後2時にお待ちしていますので 今日言われました書類 お持ち下さい 」 
 「 それと 印鑑を 忘れずに   ご家族分ですので・・ お母さんと娘さん、それとお婆さんの3人分です 」
 「 印鑑を忘れると お金をお渡し出来ませんので 気を付けてください 」
   「 はい 」

 「 アパートが決まりましたら ご家族が入居後に そこで面談して最終確認となります 」
 「 その後は 1~2ヶ月に1回ほど 家庭訪問して また色々とご相談に応じますので 」  
 「 では また 9日に    失礼します  あ!私の 名前 と 課 は ここに書いておきますね 」
 「 病院に行きたい時なども 先に教えてください  医療券(指定病院証)をだしますので それで無料で診療できます 」 
 「 お母さんも、 お体 大事にしてください 」
 
  「 有り難うございます 」  

 「 では 失礼 します 」    爽やかに消えて行ったw

 取りあえず無事に申請は終了した。  いいのかよ?担当のSW・鈴木があんな家賃の裏技まで話してw。  取りあえずこれで押さえていた奈美ちゃん一家のアパートも全て無料で借りられる手はずが整った。  行徳の狭いアパートよりもかなり居心地はいいハズのアパートである。  秋ちゃんの転校だけが胸が痛むが、本人はそれほどセンチになっていない様で助かった。    
  
 さ~て、この度のミッションも何とかなりそうで少しは光が見え始めた。  9日も一緒に付いていくかな。  行徳のアパートに戻って、今月分の家賃を支払って、出て行く事も不動産屋に事前に話さなくてはいけない。  福祉事務所で話した家賃1ヶ月分6万円など遅れてもいない。  多少の着色は必要なのだ。  

 
 
 この時には家族全員分の経歴書を書くハメになるなど夢にも思っていなかったがw・・・・まぁ~、お母さんに任せる訳にはいかないもんなぁ~。  ・・・・Orz  書くか 全員分。

 9日までか・・・1週間あるな。

 奈美ちゃん家族を行徳まで連れて帰り、書類を受け取り、奈美ちゃんと秋ちゃんにコピーをお願いして、次は9日に合流する事を約束して新宿へ戻った。


 あと一息だな・・・・。



  
 Ps.
  この度は福祉事務所での相談後に即時で保護が決定している。  ほんの20分ほどの説明だった。  普通は、CWに相談して、検討がなされた後日、再面談と提出書類を元にCWが内輪で再検討をして、保護の仮認定がなされれば、SWへ引き継ぎが行われる。  その後にSWが家庭訪問し、家族全員の生活状況とアパートの全部屋の様子を確認して問題が無ければ(高額品や換金可能な品々が無いかどうか)最終決定がなされる。  よって通常は仮決定まで1~2週間、最終決定までは約3~4週間ほどかかるのが通常だ。

 相談当日にほぼ決定をほのめかす事など異例中の異例だったと思う。  家族全員で押しかけ、祖母の脳梗塞入院と母親に癌がみつかり、娘が育児と中学生・・・と、生活困窮は見えみえなのだから緊急で気を利かせて仮認定をしてくれた様だった。  

 ラッキィ~!と言えば一言で済まされるが、事情をしっかり伝えれば分かってくれるものである。  生活保護の相談をしてその後に認可される確率は明らかにされていないのだが、相談時に申請書類を渡されたり、後日、申請書類を受理されれば90%以上の確率で認可される事は知っていた。  つまり、相談へ行ってダメならその場で手ブラで帰される事になるのだ・・。


                                社長・・・降参ですわw 34へ 続く





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