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まじいなぁ~  ・・・ No13
- 2017/12/16(Sat) -
Chrome で書いています。


  イズ   へたくそw   こんなヤツです   たまに美人にも変身する・・・


   


 プリンを食い終え、空のプラケースとスプーンをエレベーターホール脇のゴミ箱へ放り込む。 その足で、会社の地下駐車へ向かった。 色々と考えてみると女性拘置所のある板橋本町へは新宿から電車を乗り継いで行くよりも、車で行った方が何かと便利だと思った。 池袋まで出て、都営三田線やJR埼京線を使うよりも車が楽だ。 と、言うよりも、昨日ユニクロで買い込んだ差し入れ品が多すぎて、電車では格好が悪すぎると今頃になって気が付いたのだった。 

 エレベーターを1度、1階ロビーで降りてから、地下駐車場専用の隣のエレベーターへ乗り込み、管理室へ向かった。 会長や社長が急用で車を使う事を前提に、2名の運転手が常時スタンバッているシフトになっている。 管理室のガラス越しに一人が俺を見て、軽く会釈をして笑顔を見せた。

「昨日預けた荷物、あるかな?」
「はい、二袋、預かっています」
「有り難う。 今日これから池袋の先に行きたいんだけど、運転、頼めるかな?」
「これからですか?」
「ああ、多分3時前後になると思うんだが・・・」
「ですか・・ちょっとまってくださいね。 スケジュールを見て見ますね」
 窓越しに事務デスクの上のスケジュール表を指でなぞっていく。
「ええ、大丈夫ですね。 会長も社長も外出予定が今のところ入っていませんから」
「そか・・じゃ、俺の予約を午後3時からで入れておいてくれ」
「畏まりました。 で、 どちらまで行きますか?」
「俺ともう一人、二人で池袋の先の十条駅近くまで行きたいんだ」
「分かりました。 十条駅ですね」
「ああ、正確には警視庁の女子拘留所のある西が丘って所なんだけど、頼むわぁ」
「え?拘置所ですか?」
「うん、正確にはここに行きたいんだよ」 内ポケットから拘留所のコピーの切れ端を渡した
「・・・・・」

 メモの所在地と行き先名を見てからゆっくりと顔を上げて、俺の顔を見た。 
「分かりました。 では、調べておきますので」 怪訝そうな顔で答えた
「頼むわぁ~、じゃ、後ほど」
「はい」
「あ!預けてある荷物、一緒に持って行くから、忘れないでくれよな」
「あの二袋ですね」 机の脇の荷物袋を指さした
「そそ、その荷物、頼むよ」
「はい、承知致しました」
「で、車は? 何がある?」
「メルセデスとセンチュリーですけど・・・」
「OK,メルセデスで行こう」
「はい、では、手配しておきます」
「じゃ、また、後で」 背を向けて、片手を振ってエレベーターへ歩き出した。

海外事業部へ戻るとまだイズが戻っていなかった。 会議が長引いてる証拠だ。 今から上の会議室へ戻っても気が乗らないのでそのまま自室のドアへ向かった。 さっきまで俺の部屋でプリン女子会をしていたサチとミミは白々しくパソコンへ向かって仕事をしている振りをしながら、さっきの件で、俺から文句でも言われないかと目をキョロキョロさせていた。
 秘書達3匹には俺が不在の時は自由に部屋で休んで良いとは言っておいてある。 そのせいで、たまにコレクションをしている高級な抹茶碗や花生けが壊されていた事もあるが、別に気にもしていない。 彼女達の能力の方が、俺には高級アンティークな美術品よりも大切なのだから。

 綺麗に片づけられていたガラステーブルの上に携帯を置いた。 ソファーにもたれて拘留中のタエちゃんの旦那、木下さんからの連絡待ちだった。 連絡が入れば新宿駅からTAXIで会社へ来てもらい、少し彼と話したかった。 勿論、弁護士の件もどうするかを相談する必要がある。

 弁護士は機動力が最重要なのだ。 小まめに面会をしてもらったり、状況を伝えてもらったり、何よりも安心して任せられる弁護士が必要だ。 1番のお勧めは検事上がりの弁護士だった。 高値にはなるが、検事を経験した弁護士はやはり顔が利く。 相手の検事や裁判官とも顔見知りなので融通が利くのだ。 

 

 余り知られていないのだが、ここで裁判について少し話しておこう。 TVドラマの様な裁判などあり得ないからだ。 

 
 その前に、検事について触れておこう。 検事には正検事と副検事がある。 司法試験に合格をして正検事になるわけだが、その正検事の事務官を10年間務めて、簡単な面接と試験に合格すれば事務官から副検事として正検事と同じ仕事が出来るのである。 前提は国家一般職試験に合格する事が必要だが、TVのヒーローのキムタクの様に、中卒でも国家一般職試験に合格すれば事務官となり、10年の事務勤務で(副)検事となることが出来のである。 
 つまり、司法試験をパスしなくても、楽な国家一般職試験に合格すれば事務次官職を得て、検事になれるのだ。 

 裁判官も同様に、裁判所一般職試験に合格すれば事務職から裁判官になれる。 弁護士は副検事3年以上の経験と、検察官特別考試で特認検事となり、特認検事5年以上で弁護士になれるのである。

 何が言いたいのかというと、難解な司法試験をパスしなくても裁判官や弁護士、検事になれる裏道があると言う事なのだ。

 よって、犯罪者達は自分を担当する検事や裁判官が「正」なのか「副」なのかで取り調べ態度をガラリと変えてしまうのだw。
「副」検事にあたれば量刑を軽くしてもらえると思われ、「正」検事にあたれば実刑は免れない、と諦めるのである。


 で、裁判の話だが、法廷でTVの様な質問ややり取りは殆ど無い!事が事実なのだ。 あんな面倒くさい質疑応答をしていては時間がいくらあっても終わらない。 で、実は・・・裁判の前から裁判官、弁護士、検事が連絡を取り合っておおよその「刑の落としどころ」を事前に調整しているのである。 この三者の裏打ち合わせが、刑罰の量刑を決めているのが現実なのだ。

 だから、機動力の良い検事あがりの弁護士(弁護士には定年がない)になると、相手の検事局事務所を訪ねて、話し合ってくれる訳で、そんな時、相手が副検事なんかだと効果覿面だし、その後、裁判官へも「相手側の検事との話(落としどころ)が付いていますから、この度は猶予してください、とか、「起訴猶予予定らしいので、この度の件はチャラで」と、裁判さえも行わずに簡易で罰金や起訴猶予で釈放させてくれるのである。


「いや~、00弁護士さん、今回の事件なんですが、加害者の めめw も反省してますし、彼、前歴から10年経ってませんので、このまま起訴されてしまうと実刑が確定なんですよ。 そうすると家族や子供も悲しむし、会社へも迷惑が掛かりますので、なんとか今回は許してやってくださいませんか・・・。 私からも良く言い聞かせて、二度と悪さをさせないように改心させますから・・・・。 今回は私の顔をたてて起訴猶予か罰金でお願いしますよ」


 これが事実である。 よって、老いぼれ弁護士などが付けば、全く動かないので、実刑は免れなくなる。 一般的には覚醒剤や窃盗は1度目は執行猶予、2度目は1年半の実刑、3度目は2年の実刑なのだが、老いぼれ弁護士だと、裁判官の心証をも悪くして執行猶予が実刑に化ける事もあるのが事実である。

 だからこそ、逮捕後の21日以内に示談を取ったり、相手の検察官よりも弁護士が顔が利くと、執行猶予が強くなるのである。

 ついでに、
 起訴されすに、弁護士と検事とで話合いで罰金刑に確定したとすると、誰が払うのか? 本人? いや、本人は30万も50万も持って捕まるはずも無い。  弁護士が立て替える? あり得ない。 弁護士も結構、取りはぐれがある。 そこで、弁護士が家族に2~3日前に電話をして「罰金30万で手を打ちましたから(話をまとめましたから)、明後日の釈放の日までお金の準備をおねがいします。 払えなければ、刑務所で1日1万円程の作業で返すことになりますのが・・」と、事前に家族に話を伝えてあるから、釈放時に罰金を家族から受け取って、弁護士が納付して、身柄の釈放となる訳なのである。

(アメリカや海外では、この保釈金を貸し出しや一時立て替え会社があり、映画のように、保釈された後にトンズラ逃亡して賞金稼ぎに追われる、と言う実際の話はあるが、日本ではそんな商売はあり得ない)


 実際の裁判など、簡単なモノである。 日本のスタートしたばかりの陪審員制度など、お飾りの「ひな壇」にしかならない。 あくまでもアメリカと違って参考程度のモノで、裁判官、検察官、弁護士の3者会談ですでに答えが出ているからだ。

 
 この事柄を踏まえると、いかに有能な弁護士を付けるかが鍵になるのだ・・・・。






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