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まじいなぁ~  ・・・ No27
- 2018/03/28(Wed) -

 昼少し前、タワーマンションを出てその足で新宿3丁目へ向かった。
 
 家電ストアに入り、自動販売機から使いきりタイプのプリペイドSIMを1個購入する。 外国人観光客用に売られている期限付きの使い捨てSIMだ。 1週間使えるタイプで2,200円。 このSIMと自分の携帯のSIMを入れ替える。 これで俺の携帯電話No9797が出ない。

 9797の俺の携帯から直に電話しても良いのだが、SIMを入れ替えてフォンへ電話する事を朝目覚めてから決めていた。 別に深い意味は無いのだが、ただ気分の問題だった。

 
 フォンの携帯にはタイ本国の家族や兄弟、親戚からも借金の取り立てが実家まで来た驚きと、怒りの電話が相当数入っている事だろう。 そのドサクサに紛れて俺もフォンへ警告の電話をすることにしていた。

 フォンは千葉県市川市の自宅アパートへ事件後に戻っている事は知っている。 電話がいいのか、直接アパートを訪ねた方がいいのか少し考えたあげく、まずは電話をすることにした。


 昼、フォンへ電話をしてみた。  (ここからのやり取りは全てタイ語なのだ)


 ♩~♩♩~ ♩~♩♩~

「だれ?」 すぐにフォンがでて、こちらが一瞬とまどった
「もしもし、ラッサミ・トン・ブン・マアーさんですか?」 ワザと フォン とは言わずに彼女の本名を名乗った
「・・・あなた、だれ?」 少し間をおいてから、こちらをうかがっている
「ラッサミ・トン・ブン・マアーさん、フォンさんですよね」
「・・・・・」
「あなたに話したいことが少しだけあります。 あなたのタイ国の実家の事です」
「・・・・・」

プチッ ツ~~~ 
電話を切られた。

もう1度リダイアルする。

 ♩~♩♩~ ♩~♩♩~

「なんなの?」 またすぐでた
「明日、あなたの実家のあるピッサヌローク県に借金取りがまた行きます」
「え?」
「あなたが借りている100万円の借金の取り立てに行きます」
「え?どういう事?」
「タイにいる私の知り合いが、あなたの実家と、弟さんと、妹の家へ、あなたの借金の事でまた相談に行く予定です」
「なんで私の実家にいくのよ?」
「借金があるからでしょう、あなたに」
「だれなの?」
「一昨日も昨日も私の実家に借金取りが来たって聞いたけど、どうして? 私の借金なのに、どうしてタイの実家に?」
「フォンさんが100万円を返さないと、タイの実家や妹の家、弟の家を 火事 にすると言ってませんでしたか・・・・」

「それ、本当の話なの? ねぇ~、本当なの?」 熱くなってきている
「本当だから、今、あなたに電話をしているんです」
「意味がわからない・・・」

「あなたは100万円を借金して、まだ支払いが終わってないですよね」
「・・・・・」
「で、テレビのニュースにもなりましたよね、この前の事件」
「・・・・・」
「だから、4人みんなが警察に捕まったんで、代わりにバンコクのヤクザがあなたの家へ借金を取りに行く事になったんですよ」
「家族、関係ないでしょう!」
「あなたが払わないから、タイの実家へもらいに行くだけですよ」
「・・・・・」
「あなたの名前はラッサミ・トン・ブン・マアーさんで、実家がピッサヌローク」
「そして、妹さんが、ウドンタニーで2人の子供さんがいますね」
「弟さんは3人で、3人ともコンケーンにいますよね」
「全部分かっています」
「・・・・・」
「違いますか?」
「・・・・・」
「それと、昨日、タイ人の借金の取り立て屋が行きましたよね・・兄弟の家にまで」
「なんでなの?」
「だから、あなたが借金を払わずに、事件を起こして終わりだと思ってるからです」
「え?」
「あなたはゲオチャのリカさんから100万円を借りましたよね。 でも、支払いが遅れたり、払ったり、払わなかったりしていたので、リカさんが怒ってアパートまで行きましたよね。 それで、殴られたとか、バックからお金を取られたとかで警察へ行って4人が捕まりましたけど、あの100万円はリカさんのお金じゃなくて、リカさんがヤクザから借りてあなたへ渡したお金なんですよ」
「・・・・・」

「だから、4人が捕まっても100万円の借金はヤクザが取り立てに行く訳ですよ」
「フォンさんのIDのコピーも借用書も全て持ってますからね」
「・・・・・」
「ゲオチャイのリカさんはヤクザにあなたを紹介しただけですから、元々はヤクザがあなたへ100万円を貸した訳なんですよ」
「だから、あなたが借金を返さないなら、タイの実家や兄弟の家を燃やす・・と、火事にしてでも保険で取ると言ってましたよ」
「・・・・・」
「タイには保険に入って3日目から保険の下りる火災保険がありますよね。だから・・・」

「なんでタイの実家なのよ!」 大声でどなりちらした
「簡単に保険金が入るからですよ。 簡単にね」
「むこうの家族は関係ないじゃない・・・」 声をつまらせる
「あなたも家族も関係ないんですよ。 ただ、金さえもらえれば何でもしますからね」
「・・・・・」
「だから、今回の錦糸町の事件と、これからタイの実家で起きる火事とは関係がないんですよ。 あなたが借金の残額を払わなければ、どんな事をしてもバンコクのヤクザは借金を返してもらいますよ。 それが、今回は火事ということで・・・」
「もう~ 意味が分からない!」

「・・・・・」 タイの実家が火事になると言う事と、俺が話す火事の件が一致して真実味をまして、混乱している様だった
「あなた、だれなの?」
「そんな事よりも、どうしますか?」
「え?」
「あなたが借金を支払わないと、タイの実家や兄弟の家が燃えますよ・・・火事で」
「だって・・・」
「家だけじゃなくて、妹さんの2人の娘さんが行っている学校や、弟さんが通っている田舎のお寺まで・・・みんな知ってますよ」
「え? え? どして?」
「あなたの事はもう全て調べましたからね」
「こ・・・・」
「え? 何かいいました?」
「こわい・・・」
「先日は取り立て屋を実家に行かせましたけど、今度は、本物のヤクザが明日、明後日には実家へ行くハズです」
「なんで! どうして?」 落ち着かない様子だ 
「・・・・・借金をすぐにでも返さなければ、実家は燃えますよ。 きっと・・・」 意味ありげに話した

「ね、ね、どうすればいいの? 私、どうすれば・・・」
「とにかく、借りた100万円を返して下さい。 そうすれば終わります。 もう月々の分割は無しです」
「だって・・・・」
「明日、明後日まで返さないと本当に大変な事になると思いますよ」
「・・・・・」
「あなたの借金のせいで実家やお寺、学校まで間違って 火事 になったら・・・村にはもう住めないでしょうね、皆さん」
「・・・・・」



「良く聞いてくださいね。 いいですか?」
「・・・・・」
「今、直ぐにでもタイに電話をして実家に取り立て屋を飛ばしてもいいんですよ」
「え?」
「火事を起こさせて、そいつらをミャンマーにでも逃がせば簡単な事です」
「え?」
「1人に1万円も渡せば、よろこんでフォンさんの実家や兄弟の家にガソリンをまくでしょうよ」

「実は、俺が・・あなたの、フォンさんの実家に借金の取り立て屋を送った本人ですから」
「え? う・・うそでしょう?」
「うそじゃないんですよ」
「・・・・・」
「俺はこの前、錦糸町で逮捕されたタエちゃんの友達です。 1番最後に逮捕された女ですよ。」
「分かりませんか? あなたが乗った車の中で待っていた女の友達なんですよ俺は」
「ええ?」
「あなたのおかげで関係のない俺の友達までが逮捕されたわけですよ」
「だから、今度は、あなたに関係のある家族、全員の家を燃やします」
「借金を今、直ぐに返せないのなら、直ぐにでもタイへ電話して人を飛ばしますよ。 で、家族の家を・・・」
「フォンさん、あんたは俺を本気で怒らせてしまったんですよ」
「・・・・・」
「ついでに言っておきますが、ゲオチャイも俺の友達ですから」
「・・・・・」
「殴られたり、嫌な思いもしたでしょうが、嘘まで言って警察に駆け込んだのは間違いでしたね」
「それなりのガム、タイ語でのガム、報い を受けてもらいますからね」
「今から、市川のアパートまで行ってもいいんですけれども、また、警察に泣き込まれたら面倒なのでこの電話をしている訳です」
「どうせ、借金は払えないと思いますから、実家が本当に火事になるかどうか・・・試してみましょうか?」
「・・・・・」



「家族同然の俺の友達が、あなたのオーバーな嘘で逮捕されて、このままでは刑務所へ行くことになるわけです」
「フォンさん、俺は今、あなたの実家と兄弟、妹の家を全て焼いても気が収まらない気分なんですよ」

「嘘だと思うなら、わざわざ実家まで取り立て屋を行かせて、家の場所を確認までさせないでしょう」
「本気だからあなたの家族の全員の家を確かめに行かせたんですよ」
「・・・・・」
「まぁ~フォンさんの家が燃えてもゲオチャイのリカやタエは4~5年は刑務所で戻りませんけど、少しはあなたとあなたの家族にも嫌な思いをしてもらいたくてね・・・」
「・・・・・」



「もう嫌な話を聞きたくないなら、この電話を切って下さい」
「・・・・・」
「でも・・・・もしもですけど・・・・少しでも 謝る 気持ちがあるなら、もう少し俺の話をこのまま聞いていてください」


「どうですか、身内が嫌な思いをするという事は、自分が辛い思いをする以上に気持ちが落ち込みますよね」
「どうにかしてやりたくても、どうしてやる事もできない、時間がない、距離がある、間に合わない・・・」
「自分はどんなことにでも耐えられても、家族を助けることが出来ないと、いうこの状況は俺もフォンさん、あなたも同じハズです」



「そこで、どうですか・・・お互いに楽になりませんか? いや、楽になりたくないですか? フォンさん」
「え~?」

「ここで約束しましょう。 俺と一つ約束をしてくれたら、フォンさんの家族へ手を出すことを止めましょう」
「簡単な約束です」
「どうですか?」
「どんな・・・約束ですか・・・」

「約束というよりも、お願いです」
「・・・・・」
「その前に、俺がフォンさんへ約束しますから」
「まずは・・・」



「1、フォンさんの借金は全額チャラに・・・全額請求しない。 つまり100万円の借金は返さなくてもいい」
「2、フォンさんの実家へは借金取りをもう2度と行かせない」
「どうですか? この約束は?」
「・・・・・」
「最後に、フォンさんもここ数日、嫌な思いをしたり、怖い思いをしたと思うんで、俺からのお詫びで100万円をあげます」
「え?」
「借金をなくして、その上で100万円を上げます。 どうですか?」
「わたしは・・・なにを?」

「明日、お昼ちょうどに錦糸町のゲオチャイへ行って100万円をママからもらって下さい」

「え~?」

「もう一つ、その足で、錦糸町の警察署へ行って、今回の事件の告訴を取り下げて下さい。 それだけです」

「え? どうやってですか?」 

「警察署の刑事さんへ 示談をしましたから 告訴を取り下げます! とだけ言って下さい」
「多分、取り下げさせない様に色々と言われると思いますが、ひと言、告訴をやめます!と、言ってください」
「それだけですか?」

「ええ、そして書類に ハンコ か 拇印 をおして帰って下さい」

「どうですか? 出来ますか? 俺との約束?」

「・・・・はい」

「1、ゲオチャイへお昼に行って100万円をママから受け取る」
「2、錦糸町の警察署で 示談しましたから、告訴を取り下げます!と伝えて書類にハンコを押す」

「わかりました・・・」

「もう、たった今から、フォンさんとは敵ではないので、明日、警察署で俺が付き添ってあげるから、心配しないで」

「はい・・・」

「OK! じゃ、今の約束を守ってくれれば、俺も必ずまもるから」

「はい」

「じゃ、明日、お昼過ぎに俺は錦糸町の警察署の前で待ってるからね」

「はい」

「お金を受け取ったら、タクシーで警察まで来ると良いと思うよ」

「はい」

「じゃ、明日、お昼過ぎ、約束だよ」

「はい。 必ず行きます」         やり ^^

「じゃあ もうタイの家族へ心配は要らないと教えてやっていいよ」

「はい。 そうします」

「じゃ、明日、お昼に警察署で」

「いきます」

 ポチッ


 やり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 起訴前に 示談、成立するかも。


 明日が楽しみになった。 早々にゲオチャイのママに教えてやらなくては。 






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